
製品概要
OpenFlex™ Data24 4000 Seriesは、2Uの筐体に最大24本のNVMe SSDを搭載可能な、NVMe-oF対応の共有型ストレージ(EBOF: Ethernet Bunch of Flash))です。
独自開発のコントローラ「RapidFlex™」を搭載し、Ethernet経由で複数ホストから高速かつ低レイテンシでNVMe SSDを共有できる柔軟なストレージ基盤を実現します。
主な特長
高性能NVMe共有構成
- 最大24本のNVMe SSDを搭載可能(最大61.44TB/本、合計約1.46PB)
- デュアルポートSSD対応による高可用性と高スループット
- シングルポートSSD対応モデル(Data24 4100)もラインアップ
独自のNVMe-oFコントローラ
- 自社製「RapidFlex™ A2000」を搭載
- 100GbEポート×最大12(IOMあたり6ポート)、RoCE v2およびNVMe-over-TCPに対応
- 最大135GB/s、27M IOPSクラスの高性能(構成に依存)
柔軟な接続構成
- スイッチレス構成で最大12ホストとの直接接続が可能
- スイッチを併用すれば大規模構成にも柔軟に対応
高いスケーラビリティと拡張性
- SSDリソースを複数ホストで共有し、インフラの無駄を削減
利用方法
- 各NVMeドライブのネームスペースを高速なNW経由で物理サーバにアタッチして使用します。
- アタッチされたネームスペースはローカルドライブと同様に利用可能です。
- OpenFlex自体にRAID等の機能はなく、データの保護はサーバ側のソフトウェア機能等で実施いただきます。
- すでにSDSを活用したインフラを構築されているお客様に対して、特にメリットがある製品になります。

活用例
AI・HPC・SaaS基盤からGPUサーバの高速ストレージまで、分散ストレージソフトウェアと組み合わせて柔軟に活用可能。
コンピュートとストレージを独立してスケールアウトできます。
- BeeGFS, Xinnor xiRAIDを用いた構成例

仕様一覧
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 2Uラックマウント型/24ベイ (U.2 NVMe) |
| ドライブ数 | 最大24本(最大61.44TB/本、合計約1.46PB) |
| 最大容量 | 約1.46PB(61.44TB SSD ×24本時、構成に依存) |
| 接続インターフェース | 100GbE ×6/IOM(最大12ポート)、RoCE v2/NVMe-over-TCP対応 |
| 管理 | RESTful API |
| コントローラ | RapidFlex™ A2000(NVMe-oFターゲット) |
| 対応SSD | PCIe Gen4/Gen5対応(詳細はコンパチビリティガイド参照) |
| 電源 | 800W、100V対応 |
| サポートOS | RHEL 9.4、Ubuntu 24.04(詳細はコンパチビリティガイド参照) |
保証とサポート
- HW Warranty : 無償保証期間 5 年
- StorChoice : 有償保守サポート(1年、3年、5年)
Basic Silver /Enterprise Gold /Enterprise Gold Plus
⇒StorChoiceについてはコチラ
*サポート開始まで90日の猶予が必要な場合があります。